3月終わりに開かれた文学座創立70周年パーティーに出ておられたと聞いていたので驚きです。
北村さんの舞台の中で、『花咲くチェリー』と『夢・桃中軒牛右衛門の』の2作の印象が強いです。『花咲くチェリー』の父親の、そのやるせなさ、切なさを演じた北村さんを見ながら、私にとって感情移入できない主人公でありながら、涙が止まりませんでした。『夢・桃中軒牛右衛門の』の宮崎滔天役の最後の場面も目に浮かんできます。
また、杉村春子さん追悼公演『柘榴のある家』で、毎日劇場入り、出の時には欠かさずにロビーに置かれた杉村さんの遺影に手を合わせていたことも思い出されます。
もう舞台の姿が見られないと思うと残念でなりません、ご冥福をお祈りします。
文学座サイト 訃報・北村和夫
http://www.bungakuza.com/20070506fuhou_kitamura_kazuo.html
名演例会での北村さんの出演作品は以下の通り 特記なき限り文学座公演
1959年1月『娼婦マヤ』、7月『ニーナ』 1960年4月『サロメ』、12月『女の一生』
1965年6月『花咲くチェリー』 1966年5月『欲望という名の電車』
1967年3月『シラノ・ド・ベルジュラック』 1968年3月『女の一生』
1972年3月『華岡青洲の妻』 1973年9月『女の一生』
1974年4月『花咲くチェリー』、7月『牡丹灯籠』
1975年2月『五番町夕霧楼』、9月『欲望という名の電車』
1977年12月『金木犀はまだ咲かない』 1978年3月『日本少年ドン・キホーテに遇う』
1979年4月『調理場』 1980年4月『結婚披露宴』 1981年3月『雁の寺』
1983年2月『新編吾輩は猫である』 1984年12月『ジェルソミーナ』
1986年4月『欲望という名の電車』 1987年2月『華岡青洲の妻』
1989年6月『夢・桃中軒牛右衛門の』(新劇合同)
1992年3月『アナザータイム』、6月『花咲くチェリー』(地人会)
1994年9月『花石榴』 1997年6月『柘榴のある家』
1998年10月『牛乳屋テヴィエ物語』 1999年3月『女の一生』
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