2007年09月04日

大阪労演解散

 大阪勤労者演劇協会(大阪労演)が、2007年をもって解散することになった。
 9月1日に行われた、青年座公演『深川安楽亭』が大阪での最後の例会となった。
 大阪労演は1949年に日本で最初の演劇鑑賞団体として誕生。演劇鑑賞運動の草分けとなり、各地の鑑賞団体結成のさきがけとなった。
 1960年代半ばには、2万人の会員を擁していたが、70年代に入ってから会員が減少し、ここ数年は大きく会員を減らしていた。
 http://www31.ocn.ne.jp/〜peipei/続きを読む
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2007年05月26日

松野健一さん死去

 俳優座の松野健一さんが、5月24日急逝心筋梗塞のため死去されました。69歳でした。
 松野さんは、俳優座の公演に数多く出演されています。名演でもブレヒト、シャイクスピアの作品などに出演。私が印象に残っているのは、『カラマーゾフの兄弟』の父親フョードルや、東京で観た、『春、忍び難きを』の、父親役です。2002年の『肝っ玉おっ母とその子供たち』の際には、「いなざわ演劇鑑賞会」主催の事前の学習会に講師でおいでいただき、私も参加させていただきました。ブレヒトのことと俳優座のことなどを話された姿が心に残っています。
 ご冥福をお祈りします。
 
松野さん出演の名演例会(1976年以降)
1976年3月『女の平和』 6月『どん底』 1977年1月『ジュリアス・シーザー』
1978年1月『お気に召すまま』 1979年1月『マクベス』 6月『アントニーとクレオパトラ』
1982年6月『食肉市場のジャンヌ・ダルク』 1983年4月『ウインザーの陽気な女房たち』
1984年5月『肝っ玉おっ母とその子供たち』 1988年4月『お気に召すまま』
1990年5月『エセルとジューリアス』 1994年2月『アドルフに告ぐ』
1994年11月『カラマーゾフの兄弟』 2002年1月『肝っ玉おっ母とその子供たち』
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2007年05月23日

鈴木光枝さん死去

 文化座の鈴木光枝さんが、5月22日に心不全のため亡くなられました。
 
 名演での最後の例会は、1998年1月の『おりき』。光枝さんの代表作で、おりきの役を演じられました。休演日に名演の事務所で開いた交流会には、佐々木愛さんも東京から参加され、お2人から芝居のこと、文化座のこと、を語っていただいたのが印象に残っています。
 光枝さんの大変な境遇の中で生き抜いていく主人公の女性の姿が、いまも目に焼き付いています。鈴木寛一郎の演出の『あかきくちびるあせぬまに』のいつもの光枝さんとは一味ちがった主人公も忘れられません。ご冥福をお祈りします。
 7月9日に、「偲ぶ会」が行われます。
 文化座サイト 訃報
http://bunkaza.com/gekidan/huhou.htm

 名演例会での鈴木光枝さんの出演作品は以下の通り
1961年9月『荷車の歌』 1963年2月『埠頭』 1964年3月『土』(特別例会)
1965年2月『土』 1966年4月『炎の人』 1967年4月『荷車の歌』
1968年1月『美しい人』 1971年10月『土』 1973年1月『春香伝』
1974年5月『越後瞽女日記』 1976年6月『三人の花嫁』 1977年5月『荷車の歌』
1979年9月『サンダカン八番娼館』 1980年12月『女と刀』
1982年5月『啄木の妻』 1987年5月『びっくり箱』 1990年3月『三婆』
1992年2月『あかきくちびるあせぬまに』 1995年7月『サンダカン八番娼館』
1998年1月『おりき』
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2007年05月07日

北村和夫氏死去

 文学座の北村和夫さんが、5月6日に肺炎により呼吸不全で亡くなられました。
 3月終わりに開かれた文学座創立70周年パーティーに出ておられたと聞いていたので驚きです。
 北村さんの舞台の中で、『花咲くチェリー』と『夢・桃中軒牛右衛門の』の2作の印象が強いです。『花咲くチェリー』の父親の、そのやるせなさ、切なさを演じた北村さんを見ながら、私にとって感情移入できない主人公でありながら、涙が止まりませんでした。『夢・桃中軒牛右衛門の』の宮崎滔天役の最後の場面も目に浮かんできます。
 また、杉村春子さん追悼公演『柘榴のある家』で、毎日劇場入り、出の時には欠かさずにロビーに置かれた杉村さんの遺影に手を合わせていたことも思い出されます。
 もう舞台の姿が見られないと思うと残念でなりません、ご冥福をお祈りします。
 
 文学座サイト 訃報・北村和夫
 http://www.bungakuza.com/20070506fuhou_kitamura_kazuo.html
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2007年01月10日

第6回朝日舞台芸術賞発表

 9日に第6回朝日舞台芸術賞(朝日新聞社主催)の発表があった。
 グランプリに山海塾・パリ市立劇場・北九州芸術劇場共同プロデュース『時のなかの時−とき』
 (天児牛大演出・振付・デザイン)
 舞台芸術賞=麻実れい、段田安則、寺島しのぶ、東京バレエ団、中村吉右衛門
 寺山修司賞=市川亀治郎
 秋元松代賞=角野卓造
 特別賞=小幡欣治
 キリンダンスサポート=山海塾
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2007年01月09日

こまつ座公演延期

こまつ座は、さる1月6日に1月14日に予定していた、新作『私はだれでしょう』の、公演初日を20日に延期することを発表した。
http://www.komatsuza.co.jp/

追記 再度公演の延期があり。22日に開幕した。
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2007年01月04日

毎日芸術賞発表

第48回毎日芸術賞(毎日新聞社主催)が1日に発表された。
演劇関係では、中村吉右衛門氏が受賞した。

・内山玲子(書家)
・篠弘(歌人)
・篠原有司男(画家)
・司修(作家)
・中村吉右衛門(歌舞伎)『元禄忠臣蔵』の大石内蔵助役など

・特別賞:木村威夫(美術監督)これまでの映画美術の功績
(『紙屋悦子の青春』などを手がけた)

・第9回千田是也賞(演出家が対象) いのうえひでのり『メタルマクベス』
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平成18年度名古屋演劇ペンクラブ賞発表

1月4日 平成18年度名古屋演劇ペンクラブ賞発表
 昨年末に、平成18年(2006年)度の名古屋演劇ペンクラブ賞が発表された。
 
・坂田藤十郎 歌舞伎公演「顔見世」(10月・御園座)での襲名披露の演技と成果。
・熊谷真実 『女たちの忠臣蔵』(11月・名鉄ホール)の演技。
・山本陽子 『いろどり橋』(11月・中日劇場)の演技。
・日下武史 劇団四季『鹿鳴館』(8・9月新名古屋ミュージカル劇場)の演技。
・佃典彦 劇団B級遊撃隊『青空プリズン』(11月・姫池052スタジオ)の作・主演。

名古屋演劇ペンクラブ(馬場駿吉理事長)
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2006年12月22日

第41回紀伊國屋演劇賞発表

12月20日に第41回紀伊國屋演劇賞の発表がありました 
http://www.kinokuniya.co.jp/01f/engeki41.htm
・個人賞の鈴木瑞穂さんの受賞対象になった、『夜の来訪者』は2003年9月に名演の例会として上演されています。

・団体賞(賞状並びに賞金200万円)
シス・カンパニー
父帰る」「屋上の狂人」『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?』『獏のゆりかご』の優れた舞台成果に対して。

・個人賞(賞状並びに賞金50万円と記念品)
鈴木瑞穂
俳優座劇場プロデュース公演『女相続人 THE HEIRESS』におけるオースティン・スロウパー、『夜の来訪者』における倉持幸之助の演技に対して。
たかお鷹
文学座公演『ゆれる車の音 九州テキ屋旅日記』における上原丈太郎、ホリプロ/天王洲銀河劇場主催『錦鯉』における坂口九州男の演技に対して。
鈴木聡
ラッパ屋公演『あしたのニュース』の脚本・演出、グループる・ばる公演『八百屋のお告げ』の戯曲に対して。
島田歌穂
地人会公演『飢餓海峡』における杉戸八重の演技に対して。
宮沢りえ
野田地図(NODA・MAP)公演『ロープ』におけるタマシイの演技に対して。
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