2016年03月11日

3月例会『もし、終電に乗り遅れたら』

もし、あなたの前に“息子だ"と名乗る人物が現れたらどうしますか?」

 次回例会『もし、終電に乗り遅れたら』舞台となるのは、子供たちが父を残して家を出ることを決めた家族のアパート。ここへ「生き別れの長男」を名乗る男と、その友達が飛び込んだ夜から物語は始まります。実は2人は、都会へ帰る終電に乗り遅れて一晩の宿を探していた通りすがり。

 舞台はロシア、凍えそうな春の夜。ブスイギン(浅野雅博)とシーリワ(小田伸泰)は酒場で知り合った娘たち(舘田悠悠・槙乃萌美)と飲み明かすあてが外れ、都会へ帰る最終電車に乗り遅れてしまう。見知らぬ郊外の町に取り残された二人。一晩寒さをしのげる家を探し回るが追い払われ(ふつう、そうなります)、やっと戸を開けてくれた青年にも強盗とうたがわれたシーリワはとっさにひらめいた思いつきを口走る。
「ブスイギンは、君の実の兄貴なんだ! 」
 飛び入ったサラファーノフ家は、オーケストラのクラリネット奏者の父と、子供二人の三人暮らし。顔を合わせれば互いの身勝手さに苛立ちをぶつけ合う毎日に、心の溝は深まるばかり。子供たちは父の反対を押し切ってついに家を出ていくことを決心した崩壊寸前の一家だった。姉ニーナ(若井なおみ)はパイロットのクジーモフ(岩崎正寛)と堅実な結婚をして遠い町に引っ越すことを決め、弟ワーセンカ(逢笠恵祐)は憧れの年上の女性ナターシャ(米倉紀之子)につれなくされて家出を計画していた。
 生き別れの長男ブスイギンの思わぬ訪問を真に受けて、父サラファーノフ(外山誠二)の思惑はめぐり出し、将来についての話まで進み出す。ただ一晩暖まらせてもらうだけのつもりだった二人は引っこみがつかなくなり、始発電車の時間にそっと立ち去るはずが…

ただいま新入会員募集中。『もし、終電に乗り遅れたら』から入会できます。

3月22日(火)6時30分 23日(水)1時30分・6時30分
ビレッジホール(名古屋市民会館)
入会金3000円 月会費2700円 
29歳以下 入会金2300円 月会費2000円
高校生以下 入会金1600円 月会費1300円
(入会時には入会金と1ヶ月分の会費が必要です、これ以外に入場料は必要ありません)
お問い合わせ 名古屋演劇鑑賞会 052-932-3739
e-mail meien@art.email.ne.jp
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posted by 管理人 at 10:25| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 名演例会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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