名古屋駅前に高層ビル「ミッドランドスクエア」が本日開場しました。
巨大オフィス街に変貌していく名駅に合わせ、デパートも売り場の改装などを行っていくようですが、 来年上演形態を変える名鉄ホールも、その変化にあわせたものになっていくかと思います(仕事帰りの人が観られるような形)。その地の利を活かし、あらたな演劇観客の掘り起こしになっていくことのつながれば、と思います。
名駅前の再開発という大きな話題がある一方で、愛知県にあるホール等の閉館などの話題がここのところあります。(愛知県勤労会館や厚生年金会館の問題)
名古屋港にある「名古屋港湾会館」が閉館になるという話を聞きました。このホール、遠く感じるんですが、名古屋港駅のすぐ近くにあり、見やすいホールです。意外?にも、多くの作品がここで上演されています。
私が観た作品では。文学座の杉村春子主演の『女の一生』の最後の名古屋公演。内野聖陽主演の『モンテ・クリスト伯』、ほか文学座の公演など。 そして、港で働いている人たちが実行委員会形式で主催した、青年劇場の『遺産らぷそでぃ』、『真珠の首飾り』、『愛が聞こえます』。
この港湾会館。名古屋港管理組合の本庁舎の新築とあわせ、ホールの取り壊しをして、その後ホールに変わる設備は作らないとのこと。
稼働率が低いというのが大きな理由のようです。ただ名古屋港というのはまだまだ観光の場として発展していく要素があります。「みなと」の場を活かしたイベントや、ホールの自主事業を含めまだまだやれることは多いのではないかと思います。