この路線変更で、年間の上演回数は20〜30本に、入場料も5000〜8000円に設定、また開演時刻を遅くして、仕事帰りの人も楽しめる時間帯にするとのことです。
昨年あたりから、従来の公演形態から徐々に短期の公演が増えてきました。また演目もこれまでのものと大きく変わり、名古屋市・愛知県の公共施設の置きチラシや折り込みチラシ等も増えてくるなど、私の回りでも、「名鉄ホールが変わったね」という声もよく聞くようになってきていました。
商業演劇の団体客が減少しつつある今、今よりも若い年代の個人客にターゲットを変えていくという(本館・セブン館のリニューアルもその要因です)新たな路線。東京でいま数多く創られつつある、新たな「商業演劇」(パルコ等の劇場制作やホリプロなどの芸能プロダクション制作など)が名古屋にも今以上に上演されていくことになるでしょう。演劇の観客の新たな掘り起こしになるのか、注目していきたいと思います。