ここの講堂は、名演も例会にかつてはよく使ってました。最後のここでの例会は。1999年4月『小さき神のつくりし子ら』。一昨年の8月には坂手洋二さんの講演会を行ったのが最後です。名古屋駅前という交通至便なところにあるホールとして、様々な目的に使われてきました。駅前の再開発事業ということで、ここの跡地には「愛知県産業労働センター」(仮称)ができあがるとのことですが、そこに入る多目的ホールについては、まだ細かいところが決まっていない模様。芝居ができるホールができればいいのですが。
愛知県のほかの勤労会館に関しては、豊橋の勤労福祉会館については特に大きな問題になっています。東三河において客席数1500の文化ホールは、勤労福祉会館しかなく、文化行事が行われなくなってしまうということになりかねません。豊橋の演劇鑑賞会は例会場にしていますが、廃止ということになると、豊橋の地で鑑賞会が成立できないという状況になります。文化団体が中心になって県に存続の要望運動を行っています。東日新聞サイト
一方、名古屋市では指定管理者制度が導入され、名古屋市の文化施設については、名古屋能楽堂が新たに加わり、名古屋市文化振興事業団が指定管理者として、建物を管理していくことになりました。
指定管理者制度については、あちこちでその是非が言われていますし、様々な事例が全国で起こっているんですが 「やくぺん先生うわの空」 というブログがたいへんためになります。
文化ホールについてのの動きは注目していく必要があるでしょう。何のために文化ホールが公共の建物として必要なのか、いまその意味が問われているかと思います。